本日は恒例の物故者供養の慰霊祭を行いました。
会館では亡くなった方々を一人ひとり大切にお見送りしていますが、中にはまだ͡この場に残りたい方、行く先を見失った方がいるかもしれません。物故者供養は、そういった成仏出来ない方、無縁仏、ありとあらゆる方々を供養するための慰霊祭です。
お忙しい中、昌松寺の住職、副住職にお越しいただきました。
住職にご法話を頂きましたがとても勉強になるお話でした。
先日、住職が「ネットに載っていた一日葬をしたい」と言われたそうです。最近は通夜をせずに一日葬で済まされてしまう方が増えつつあります。
では、なぜ通夜をするのでしょうか。
「通夜」は文字通り「夜を通す」
故人と縁ある方々が一緒に過ごす最後の夜。
通夜振舞いを召し上がっていただきながら思い出話を語らい、故人を偲び、最後の食い別れをするのです。
また、お墓参りの際に必要な物があります。
水、花、お線香。
「お墓に水?」「ネットで調べたら必要ないと載っていた」という方もいたそうです。
お墓に「お水をかける」のではなく、「神聖なお水(功徳水)を注ぐ」のです。
お墓を伝った水はお骨に届き、再び自然界で循環します。水の秘めるパワーを頂く意味合いもあるのです。
今、良くも悪くもすぐに情報が手に入る時代。
住職がお話できる機会は限られていますが、大切な意味・理由を伝えていきたいと仰っていました。
社長はじめ、全員でお焼香させていただきます。
小規模なお葬式、家族葬は今の時代を象徴するものかもしれませんが、葬儀をすることの意味・理由は昔から変わりません。お客様の要望にお応えするよう心がけていますが、習慣や風習をお客様に正しくお伝えすることも葬儀社の大切な仕事の一つと思っております。